みなさんは日本にゲームを根付かせた男、横井軍平を知ってますでしょうか?
任天堂にいた方なんですけど、ゲーム&ウォッチや十時キーを開発。
ゲームボーイもこの人の開発です。(ちなみにゲーム以外でもウルトラハンドやテンビリオンなど、見ればみんなが知ってるような藻のをいろいろと開発してます)
96年に任天堂を退社し、(株)コトを立ち上げ。
「グンペイ」と言う名作ゲームを作るも、翌97年10月に事故で亡くなりました。
その97年6月(亡くなる4ヶ月ほど前)に出版されたのが「横井軍平ゲーム館」と言う本です。
それまで開発された玩具やゲーム機などの発想の源や逸話などが載っており、純粋に「こんな凄い人がいたのか」と関心させられる素晴らしい本です。
が、しかし。
この本、あんまり出回ってませんで、プレミアが付いてる状態だったんですよ。
たぶん増刷してないんじゃないでしょうか。
ウチには出版されてすぐに買ったのが1冊あるんですが、これがamazonで中古を買おうとすると(一時期は)7万とか言う馬鹿な値段がついてたんですよ。
で。
その「横井軍平ゲーム館」がこのたびめでたく復刊されることになりました!
「枯れた技術の水平思考」についての部分は特に技術者(ゲームに限らず)必読だと思います。
復刊バージョンはぜひプレミアなんかが付く前に購入してみてはいかがでしょうか?
(ちなみに最初のほうに出版された本にはまだ2万ぐらいのプレミア価格が付いてます)
余談。
任天堂の光線銃ってずっと仕組みが不思議だったんですよ。
ファミコンなんかだと特に、走査線タイミングような処理をしてるとは思えなかった。
アレってシャープから太陽電池を買って、それをセンサーとして使用してたんだそうです。
「電池と言うから分からなくなる」けど、センサーだと思えば使い道が広がる、と。
こういうのを聞くと「枯れた技術の水平思考」ってのがどれだけ現実に根ざした思想なのかがよく分かります。
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